2007年のベストセラーのひとつで、
お笑い芸人・麒麟の田村が書いた同名小説の映画化。
笑いあり、涙ありを想像してたけど、涙の方が圧倒的に多かったな~。
(C)2008「ホームレス中学生」製作委員会
舞台は夏休み前日のシーンから始まる。
田村裕(小池徹平)が家に帰ると、様子が変。
家財道具がみんな家の前に出されてる。
玄関まで来ると、差し押さえのテープが貼られ、家に入れない。
そこへ高校生の姉(池脇千鶴)、大学生の兄(西野亮廣)、最後に親父(イッセー緒方)が帰宅。
何もわからない兄弟に親父がひとこと。
「残念ではありますが、家の中には入れなくなりました、解散」。と言って、去ってしまった。
それから家族ならぬ、兄弟会議。「どうしよ…」
裕は強がってか、迷惑を掛けたくないのか、「僕は友達のところに泊まる」
行くところもない裕は、近所の公園のうんこの形をした滑り台を寝床にする。
近所の小学生との縄張り争い、トイレもなく木陰で用を足すなど、ここで笑いが。
今どき食べ物がなく、水飲んで紛らわせたり、草食べたり、あげくダンボール食べるんやで。
その後の展開は、幼い頃死んだ母親(古手川祐子)、家族の思い出が泣かせてくれる。
腹をすかせた裕が友達の家にご馳走になりに言ったときの、田中裕子や宇崎竜堂が泣かせる。
いい話やないの。
民生委員のいしだあゆみは、兄弟3人が住める家を手配してくれ、家賃も出世払いやって。
感動、感動。こんな大人にならなあかん。
あぁ~、久しぶりにええ涙出たわ、という作品。
ロケ地は大阪・豊中、沖縄、神戸の須磨・垂水など。
公開の時期に「ホームレス大学生」が出版されるようです。
【キャスト】
小池徹平、西野亮廣、池脇千鶴、イッセー尾形、黒谷友香、宇崎竜童、古手川裕子、いしだあゆみ ほか
【公式ページ】
http://homeless-movie.jp/index.html
【予告編】
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