話題の映画案内: 大阪ハムレット 1月17日公開の映画

2008年12月6日土曜日

大阪ハムレット 1月17日公開の映画

生きてることは、素晴らしい
普通の家族でありながら、個性的な3人の子供、おじさんと母
年上の女性に恋する長男、不良の次男、女の子になりたい三男
こてこて大阪のファミリーの心温まる作品
人気漫画家・森下裕美の同名漫画の映画化!

(C)2008「大阪ハムレット」製作委員会


いきなり父親(間寛平)が死んでしまう。
悲しいお葬式では、集まった知り合いたちが、故人の悪評の花が咲く!
そこへ、故人の弟を名乗る叔父が、乱入し、住み着いてしまう。
気丈な母(松坂慶子)は、昼は病院(老人ホーム)、夜はスナックで働き、家庭を支えていた。

まず、次男が面白い。
写真のような不良っぷりで、ヤンキー座り、先生を名前で呼び捨て、喧嘩ばかり。
こんな次男がある日図書館へ行き、ハムレットを読み出す。
先生が自分の家族のことを、ハムレットにたとえたから。
漢字も、意味もわからず、辞書を拡げ、読みふける姿が笑える。
彼は、自分は本当に父親の子か悩んでいた。

長男はどちらかというとまじめっぽい。
ある日、住之江の塾から帰り道で、教育実習に来た女子大生(加藤夏希)に道を尋ねられる。
一目ぼれした長男は、その後彼女を待ち伏せたように、話しかける。
すぐに心を通わせる2人。
だが、ちょっと大人びて見える長男は、自分が大学生だと嘘をついてしまう。
背伸びしたかったのだろう。

小学生の三男は、優しくて女の子っぽい性格。
母の妹(本上まなみ)の影響で、自分の思うとおりに生きる!ことを実践。
髪も長く、自分で調髪、叔母に化粧してもらったり、かわいい服に憧れたり。
そんな三男に母は、「これから辛い思いをする」ことを案じていた。

自由奔放だが、しっかり者の母は、昼も夜も働き人気者。
突然兄弟に自分が妊娠したことを告げる。
兄弟は、急に同居しだしたおじさん(岸部一徳)の子だ?と想像する。

こんなファミリーにもいろいろ問題が…。
特に三男。
小学校の学芸会で、演じることになった白雪姫で、自らお姫様役を買って出た。
クラスには動揺が走るが、みんな了承。
ただ隣のクラスの男3人組から、「おとこおんな」の異名で呼ばれ、気持ち悪がられてしまう。
家帰り、泣きじゃくる弟を見て、次男が声をかける。
「どうしたんや。泣いててもわからん。」

学芸会当日。
叔父は、働いていた警備会社を辞める。
長男は、仲良くしていた女子大生と別れる。
次男は、小学校へ行く途中、不良たちにからまれ、喧嘩になる。
三男は、舞台の上で、例の男の子たちにからかわれ、観客からも笑われる始末。

普通の家族が、それぞれの人生で悩み、生きている。
明るく、楽しく、悲しい家族ドラマが展開される。

【キャスト】
松坂慶子、岸部一徳、森田直幸、久野雅弘、大塚智哉、加藤夏希、白川和子、本上まなみほか
【公式ページ】
http://www.osaka-hamlet.jp/

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