キューバ革命、コンゴ遠征に続くボリビアの解放
あえて彼を擁護するなら、人民を解放するために生きたということ
圧倒的ボリビア政府軍に対して、ゲリラは孤立・無力
彼が残したものとは、一体何だったのだろうか?
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1965年、チェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)は、さとうきび畑の視察に行くといい姿を消した。
行方がわからない中、カストロ(デミアン・ビチル)は公の場でチェから届いた手紙を披露する。
「世界の他の国が僕のささやかな力を必要としている。」
「君はキューバの責任者だからできないが、僕にはできる。」
「別れのときが来た。」
彼はキューバでの大臣の地位や市民権を捨て、ボリビアの民を救う闘いに出た。
変装し、“ラモン”を名乗り、家族と最後の食事をする。
子供たちは、自分の父にさえ気づかなかった…
ボリビア革命の後のバリエントス大統領の独裁により、ボリビアの農民は苦しい生活をしていた。
そこで彼は、“ラモン”のまま、ひそかに同志を募り、着々と武力闘争の準備をした。
キューバと違い、準備や支援が足りなかったのではなかろうか?
共産党の代表・モンヘ(ルー・ダイアモンド・フィリップス)と会い、協力を断られてしまう。
なぜなら、共産党は話し合い・ストライキなど平和裏での解決を望んでいたから。
農民・市民を解放するという大義を説くが、農民たちは政府軍に与してしまう。
ゲバラの存在を消したことが災いしたのか?
市民からの理解は得られなかった。
親アメリカ政策を取る政府軍は、アメリカの強力な援助を取りつける。
ゲリラ同志の不用意な行動もあり、ゲリラの動きが察知され、徐々に切り取られていく。
圧倒的な戦力の差により、追い詰められるゲリラ部隊とチェ。
最後は山あいの、渓谷にいるところを、あっさりと捕まってしまう。
この2作目では、よくある英雄は登場しない。
今なお、ゲバラが英雄として崇められるのはなぜか?
裕福な家庭で育ち、医師であり、アルゼンチン人の彼はなぜ3つの闘いに参加したのか?
それは南米の歴訪中に出会った、ボリビア革命やグアテマラ革命、
帝国主義に苦しむ市民の抵抗の姿なのかもしれない。
【キャスト】
ベニチオ・デル・トロ、カルロス・バルデム、デミアン・ビチル、コアキム・デ・アルメイダほか
【公式ページ】
http://che.gyao.jp/
【予告編】
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