話題の映画案内: 2月 2009

2009年2月19日木曜日

ヤッターマン 3月7日公開の映画

「ヤッターマンガいる限り、この世に悪は栄えない!」
「そ~れ、お仕置きだべ~」
ヤッターマン、ドロンボー、オモッチャマ、ドクロストーン…

あのハチャメチャアニメは、一体どう再現されるのか?
約2時間の間に、懐かしのキャラクター、名シーンが満載!


(C)2008 タツノコプロ/ ヤッターマン製作委員会


小ネタ満載、懐かしのキャラクター(隠れキャラも)が続々登場!
まず深田恭子演じるセクシー!?ドロンジョ様に大注目だ!
ズッコケキャラのボヤッキーを演じる生瀬勝久と、
トンズラーを演じるケンドーコバヤシの関西勢がハマル!
もちろん、ヤッターマン1号の櫻井翔、2号の福田沙紀の豪華キャスト。
その他おなじみ、
オモッチャマ木登りブタメカの素びっくりドッキリメカなど、
ほとんどすべてのキャラが、すべて登場!!
あ~懐かしい、あの頃を思い出す、というのが率直な感想だ。

今回はドクロストーンを4つ集めると、ある出来事が起こる。
行方不明になった考古学者の海江田博士(阿部サダヲ)と、
彼を探す娘の翔子(岡本杏理)を助けてヤッターマンは、
3回もドロンボーと戦い、ドクロストーンを守り抜くのだ!
何と最後には、あの泥棒の神様・ドクロベエが登場する…

【ひとこと】
懐かしさだけでも十分満足できる。メカの闘いが合計3回も!
キャストもばっちりだが、残念ながらストーリーには不満が残った。
懐かしさ    ★★★★
キャラクター ★★★
ストーリー   ★★
【キャスト】
櫻井翔、福田沙紀、生瀬勝久、ケンドーコバヤシ、岡本杏理、阿部サダヲ、深田恭子ほか
【公式ページ】
http://www.yatterman-movie.com/
【予告編】

2009年2月11日水曜日

7つの贈り物 2月21日公開の映画

誰も想像できない7つの贈り物とは…
見終わった後、感動するか、重く考え込むのか
ひとついえるのは、この贈り物とは聞いたこともないもの
今一番映画をヒットさせる男ウィル・スミスと、
「幸せのちから」のガブリエレ・ムッチーノ監督の最新作





「神は7日間で世界を想像した。僕は7秒間で人生を叩き壊した」
身よりもなく、恋人もなく、海辺のおしゃれな小屋に住んでいる。
ベン・トーマス(ウィル・スミス)は、過去の深い傷を抱えていた。
彼は7人の人物を探している。




バーで出会った盲目のエズラ・ターナー(ウディ・ハレルソン)は、
ピアニストだが、通信販売の電話係をしている。
ベンは客を装い電話をかけ、エズラを罵る。
「盲目のベジタリアン、臆病者」
エズラはしばらく応対したが、礼儀正しく、静かに電話を切った。


ここまでは、ベンが何をしているのか、ほとんどわからない。
ただ彼は、人と会い、何かを探している。

彼は国税庁職員を名乗り、骨髄移植に失敗して、税金の払えないグッドマンを探す。
次に、心臓病を患い、治療費のため借金しているエミリー(ロザリオ・ドーソン)を尋ねる。


困った事があれば電話してくれといい、
別れたがまもなくエミリーから電話が…
散歩中に心臓発作で倒れたのだ。
病室で眠るエミリーとベン。
彼女の症状は悪化していた。


ベンは、弁護士のダン(バリー・ペッパー)が作成した書類にサインをする。
ダンは、「心配するな」といいながら、涙を流していた。


退院後、2人は恋に落ちる。
エミリーの家に招かれ、ダンスを踊る。
彼女との出会いで、楽しいひとときを取り戻す。
しかし、時間がなくなっていた。



「何も聞かないこと」を条件に、ベンは海辺の家を貧しい親子に提供し、自分はモーテルに引っ越した。
モーテルには、クラゲと水槽を持ち込んだ。
そして、衝撃の結末を迎える…。

【ひとこと】
何をしているのかわからないだろうが、すべては最後につながっている。
最後の最後に贈り物がわかると、複雑な思いが込み上げてくる。
ミステリー度 ★★★★
悲哀度     ★★★★
ストーリー度 ★★★
【キャスト】
ウィル・スミス、ロザリオ・ドーソン、ウディ・ハレルソン、バリー・ペッパー、マイケル・イーリーほか
【公式ページ】
http://www.sonypictures.jp/movies/sevenpounds/
【予告編】

ワルキューレ 3月20日公開の映画

第2次大戦下の数々のヒトラー暗殺計画のひとつ
1944年7月20日事件につづく、ワルキューレ作戦の発動
ノルマンディ上陸作戦などにより戦況が悪化するドイツ
祖国を思うゆえに、偉大なるカリスマに反旗を翻す作戦
作戦が成功していたなら、歴史は大きく変わっていた

(c)2008METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC. ALL RIGHTS RESERVED.

この映画の主役はトム・クルーズ演じるシュタウフェンベルグ大佐だ。

シュタウフェンベルグは、今なおドイツの英雄のひとり。
彼は北アフリカのチュニジアの前線で、これ以上の犠牲を案じ、上官に撤退を進言した。
彼は、ヒトラーの思想や決断に懐疑的だった。
戦況は悪化しており、近い将来を見ていた。

上官も提案に応じ、撤退を決めた直後、連合軍の爆撃に遭い、彼は負傷し目に傷を負う。

その後彼は本国に戻り、有力な政治家や軍人があつまるレジスタンスの会議に出席する。
そこでは、ヒトラーの暗殺計画が話し合われていた。
しかし、計画には暗殺後の構想がない…。

もともと“ワルキューレ作戦”は、ドイツ国内で反乱が起こった場合の鎮圧計画だった。
ヒトラーを守り、ドイツ国内の秩序を守る秘密作戦のコード名。

自宅に戻ったシュタウフェンベルクは、ワグナーの“ワルキューレの騎行”を聞き、ある計画を思いつく。
ヒトラー暗殺後、この“ワルキューレ作戦”を利用してベルリンを征服し、ナチス政権を転覆する。
レジスタンスのトレスコウ、ベック、オルブレヒトはこの計画に思案をめぐらせる。
しかし、
“ワルキューレ作戦”を実行しやすいものに改ざんし、作戦の発動権をもつフロム司令官の
協力を得なければならない。


計画は2度試みられる。
1度目は失敗し、2度目は成功したかに思えた…。
ヒトラーは暗殺を恐れ、郊外に“狼の巣”という隠れ家を持っていた。
スクリーンに映る彼は、物静かで、何かを恐れ、疲れきっているように見える。
会議に来たシュタウフェンベルグは、爆弾を会議室に仕掛け、そのまま部屋を出る。
狭い会議室で爆弾は炸裂し、彼はヒトラーを暗殺したことを確信した。
“狼の巣”から、オルブレヒト将軍に連絡し、フロム将軍が“ワルキューレ作戦”を発動するはず…。

シュタウフェンベルグは、飛行機でベルリンに戻る。
この間、通信手段はない。
“狼の巣”では、非常事態のため、通信をシャットアウトした。
みんな正しい情報を得ようとするが、情報が錯綜する。

レジスタンスグループは、作戦の発動を確信し、ベルリンの制圧に乗り出す。
各官庁・テレビ局・警察まで乗り込んでいく。
各責任者たちは、状況を見極めること、つまりどちらが正しく、勝つのかを判断しようとする。
作戦は順調に遂行したかに見えた…。

【キーワード】
シュタウフェンベルグ、7月29日事件、ワルキューレ作戦、黒いオーケストラ、ゲシュタポなどで検索!
当時のドイツ、クーデターがよくわかる。
【ひとこと】
シュタウフェンブルグは自分の信念に邁進し、レジスタンス幹部は二の足を踏む。
史実に基づき、クーデターを通した複雑な人間模様が描かれる。
大作度 ★★★★
歴史度 ★★★★
感動度 ★★★
【キャスト】
トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、ビル・ナイ、パトリック・ウィルソン、トム・ウィルキンソン、テレンス・スタンプほか
【公式ページ】
http://www.valkyrie-movie.net/
【予告編】

2009年2月8日日曜日

ロックンローラ 2月21日公開の映画

ロンドンの不動産王、ロシアの富豪、ジャンキーたちの攻防
不動産=金にまみれ、市会議員を巻き込んだ取引が横行
ロックンローラは、ドラマの鍵となる絵画を手にしていた
背景には、ロンドンの裏社会が垣間見える
ガイ・リッチーの復活を告げるアクション・コメディ!

(C) 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

レニー・コール(トム・ウィルキンソン)は、ロンドンの不動産を取り仕切る。
長らくロンドンの表と裏を牛耳る彼は、役人を金で操り、ジャンキーを使う。

アーチー(マーク・ストロング)は、レニーの右腕として、長年彼をサポートしている。

ロックンローラのジョニー・クイド(トビー・ケベル)は、行方不明で死んだとされていた。
ロックンローラは、死んだら英雄になり、曲が売れるのだ。

ロンドンに巣くうワンツー(ジェラルド・バトラー)は、ケチなゴロツキだ。

そこへロシアの富豪のユーリ・オモヴィッチ(カレル・ローデン)が現れる。
彼は、ロシアで成した莫大な資産を持ち、取引をスムーズにするため、レニーに仲介を持ちかけた。

レニーとユーリは、ユーリのクルーザーで出会う。
古きロンドンスタイルと、なりふり構わぬロシアスタイル。
2者は互いに警戒するが、儲け話のために手を組んだ。
ユーリは信頼の証として、
大切な幸運の絵画”を快くレニーに貸し出す。

会計士のステラ(タンディ・ニュートン)は、ユーリに雇われていた。

その美貌でユーリを虜にし、頭も切れることからユーリの信頼を得る。
しかし彼女は、ユーリの裏資金をワンツーらに奪わせてしまう。
その大金は、取引のため、レニーに渡るはずの物だった。
レニーには、子飼いの市会議員から、「金はまだか」の催促がある。
仕方なくユーリはもう一度大金を用意し、送金の指示を出すが…。

二度にわたり、大金が奪われたことを、怪しがるユーリの側近たち。
  ユーリには内緒で、ステラに監視をつける。
一方、レニーは借りた“幸運の絵画”を、何者かに盗まれてしまう。
  ロンドンのジャンキーの情報網を使い、犯人は死んだはずのロックスターだった。

レニーとユーリの間に血の抗争が起きる。
さらにワンツーと仲間たち、美人会計士の運命、ロックンローラの過去…
複雑に絡みあう利害関係が、音を立てて混ざりあう!
最後には笑うのは一体誰か?

【ひとこと】
ロンドンの裏の一面を描きたかったというガイ・リッチー監督。
凶暴そうな割りにユーモアがあり、結末が待ち遠しい。
ドラマ度 ★★★★
現実度 ★★★★
凶暴度 ★★★
【キャスト】
ジェラルド・バトラー、トム・ウィルキンソン、タンディ・ニュートン、マーク・ストロングほか
【公式ページ】
http://wwws.warnerbros.co.jp/rocknrolla/
【予告編】

2009年2月1日日曜日

パッセンジャーズ 3月7日公開の映画

飛行機事故に遭遇した乗客をケアするセラピスト・クレア
彼女を取り巻く人びとの謎、事故原因にある疑惑
最後には、誰も予想もできない結末が
登場人物が絡み合い、謎が謎を呼ぶ心理サスペンス


(c) 2008 Passengers Productions, LLC


セラピストのクレア(アン・ハサウェイ)は、航空事故の5人の生存者の心理ケアを担当する。
被害者に状況を聞いていくと、発表されている事故原因とは異なる。
彼女は、セラピーの仕事をしながら、その事故の真相を探ろうとする。

彼女を取り巻く状況が複雑になっていく。
乗客だったエリック(パトリック・ウィルソン)は、カウンセリングに参加しない。
彼は大丈夫だといい、むしろクレアを個人的に呼び出そうとする。
クレアのアパートの隣人は、何かと親切に話しかけてくるようになった。
カウンセリングをしていると、部屋の外に、怪しい人影が…。
航空会社のアーキン(デビット・モース)は、度々彼女を尾行する。

何かがおかしい。
おそらくみんな、想像が浮かび上がってくる。
だが、その想像はほとんど裏切られることになるだろう!

【キャスト】
アン・ハサウェイ、パトリック・ウィルソン、デビット・モース、アンドレ・ブラウアー、クレア・デュバルほか
【公式ページ】
http://www.passengers.jp/
【予告編】
 
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