予告編で何回か見ており、非常に気になっていた作品。
こども向けで、こころ暖まる映画かと思いきや、
前半の約40%は、病院内のDVとでもいうべき展開。
(C)2008 「パコと魔法の絵本」製作委員会
この病院はいっぷう変わった患者ばかりが入院していた。
役所広司扮するわがまま大社長・大貫の口癖は、
「お前の記憶に俺の名前をいれるな!」
土屋かおり扮する不良看護婦タマ子、銃弾を体内から取り出すためにいるやくざ龍文寺、
劇団ひとり扮する滝田などなどが、やりたい放題の連続。
展開は後半に大貫が、パコを平手打ちした後から変わる。
パコは記憶が一日しか持たず、夜寝ると消えてしまうのだ。
そのパコが、何故か平手打ちの記憶だけ覚えている。
「おじさん、この本読んで」、「俺は大貫だ」、「おおぬき~」
役所広司が右手をパコのほっぺたに当てると…
「おじさん、昨日もパコのほっぺ、触ったよね」。
大貫は、パコの記憶が消えること、しかし、パコは平手打ち、というか、
ほっぺを触ったことは覚えていることに気づく
「この子の記憶を戻したい」
愛らしいパコに心動かされたのか、大貫は、病院のみんなに提案する。
パコの持っている絵本通りにみんなで芝居をしよう。
そしたらパコが喜び、記憶が戻るかも…。
みんな最初は非協力的だが、参加することになる。
ここからファンタジーらしい“魔法の絵本”が展開する…。
【キャスト】
役所広司、妻夫木聡、土屋アンナ、阿部サダヲ、加瀬亮、小池栄子、劇団ひとり ほか
【公式ぺージ】
http://www.paco-magic.com/index.html
【予告編】