話題の映画案内: 1月 2009

2009年1月22日木曜日

20世紀少年-第2章-最後の希望 1月31日公開 の映画

大人気アニメの映画化シリーズ2作目
世界平和を守る“ともだち”と、ケンジの姪カンナ
カンナはケンジ達が起こしたという「血の大晦日」に疑問を持つ
“ともだち”は救世主として社会の信頼を獲得していた

(C)1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館  (C)2009 映画「20世紀少年」製作委員会

西暦2015年、ケンジ達が起こしたとされる「血の大晦日」は教科書にも出てくる事件。

ケンジらは首謀者として、それを阻止した“ともだち”は救世主のように崇められていた。
ケンジの姪で高校生のカンナは、この真相を知り、社会が洗脳されていると感じていた。

カンナは、ニューハーフのブリトニーと知り合い、秘密の情報を知る。
ブリトニーは“ともだち”に狙われ、カンナはかくまうことになった。

“ともだち”に異を唱えるものは“ともだちランド”に送られ帰ってこない。
“ともだちランド”は、反逆者を捕らえ、洗脳させる場所。
カンナはその“ともだちランド”に送られ、その秘密を探ろうとする。

秘密基地のメンバーは「血の大晦日」以降姿をくらましていた。

刑務所に収容されていたオッチョは脱獄し、
ヨシツネは“ともだちランド”の地下に潜伏、
マルオはとある人物のところに身を寄せていた。
そしてモンちゃんは“しんよげんの書”を発見。
そこには、
「2015ねん、しんじゅくのきょうかいで、きゅうせいしゅは、
せいぎのためにたちあがるが、あんさつされてしまうだろう」とある。

いったいこの“きゅうせいしゅ”とは誰なのか?
いったい誰が“ともだち”なのか?
第3章に続く第2章では、カンナがキーマンに違いない。
彼女が“ともだち”の正体を暴くため活動を続ける。
秘密基地のメンバーも徐々に彼女に近づき始める。

【キャスト】
豊川悦司、常盤貴子、平愛梨、香川照之、ユースケ・サンタマリア、藤木直人ほか
【公式ページ】
http://www.20thboys.com/
【予告編】

2009年1月10日土曜日

チェンジリング 2月20日公開の映画

息子を思う母の内面、組織的な汚職の実話を描く
行方不明の息子を案じる母
捜査ミスを隠蔽し、批判するものを隔離する警察
その暗部を告発しようとする長老教会

クリント・イーストウッド監督、アンジェリーナ・ジョリー主演


(c) 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

1928年のロスアンゼルスで起きた、悲しい真実の物語。
クリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)は、息子ウォルターと二人暮し。
ある日仕事から戻ると、ウォルター(ガトリン・グリフィス)がいない。
警察に電話すると、
「子供の失踪は取り合わない。朝までに90%以上戻ってくる。」

失踪から5ヶ月後、警察から「ウォルターを保護した」との連絡がある。
警察はマスコミを集め、親子の再会と警察の功績をアピールした。
しかし、クリスティンは、自分の子供ではないと主張する。
市警のデイヴィス(コルム・フィオール)は、
「興奮のため、自分の子供がわからない」といい張る。
当時のロサンゼルスは、秩序が悪化、警察の評判は失墜していた。
翌日の新聞には、この再会のニュースが、感動的に掲載された。

クリスティンは、子供を連れて帰り、暮らし始める。
子供は自分がウォルター・コリンズだというが、身長も低く、割礼の跡まである。
クリスティンは、デイヴィスに何度も人違いを訴え再捜査を依頼するが、受け入れられない。

業を煮やした彼女は、歯科医や学校の先生から、ウォルターではないという証言を得た。
その後、新聞記者に息子の人違いを話したのだった。
この新聞記事により、話が急展開する。
警察の腐敗を追求する、長老教会のグスタブ・ブリーグレブ(ジョン・マルコヴィッチ)からの電話。
彼はクリスティンに、真実を暴くため警察と戦うなら、協力することを申し出た。
彼女は「警察と戦うのでなく、息子を無事に取り戻したい」と答える。
名誉を傷つけられた警察は、口を封じるため、彼女を精神科の病院に入院させる。
そこは、警察を批判する人が収容される強制収容所だった。
医師・看護士など全てが警察の思うがまま。
反権力的な行動をすると、治療と称した拷問が行われていた。

一方、ヤバラ刑事(マイケル・ケリー)は通報を受け、
ゴードン・ノースコット(ジェイソン・バトラー・ハーナー)の農場に向かう。
そこで、不法入国のため1人の少年を確保した。
少年から呼び出されたヤバラは、衝撃の事実を聞く。
農場では、誘拐してきた子供が惨殺されていたのだ。
さらに、この少年はウォルターの顔も覚えていた。
クリスティンのいう息子の人違いは、事実だったのだ。

その後、二つの裁判が始まる。
教会の紹介による敏腕弁護士の協力により、警察の不正への追求。
同時に、牧場での少年殺人事件の裁判が進行する…。

警察が組織ぐるみで、事実を隠し、悪事まで働いたということ。
精神科病棟では、警察とトラブルを起こした女性が収容された。
警察に不利になる発言は、口封じの拷問が執行された。
警察の傲慢により、弱者が押しつぶされ、事実が隠蔽されたのだ。
しかし、正義を守る教会、不正の表面化後の市民のパワーは凄い!
市役所(警察前?)を取り囲んで、デモを見せつける。

主演のアンジェリーナ・ジョリーは、
私生活でもブラッド・ピットとの間に子供をもうけ、養子を育てながら、
国連難民高等弁務官事務所の親善大使として活躍している。

なお、チェンジリング(changeling)とは、取り替えられたこどもをいう。

【キャスト】
アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ、エイミー・ライアン、コルム・フィオーレほか
【公式ページ】
http://www.changeling.jp/
【予告編】

2009年1月7日水曜日

その男ヴァンダム 12月27日から順次公開の映画

アクションスターだったヴァンダムのその後を描く
離婚・養育裁判、主役を取られ、銀行強盗に…
48歳そろそろアクションがきつい…
どんな内容か興味ありませんか?

(c)2008 GAUMONT-SAMSA FILM-ARTEMIS PRODUCTIONS-RTBF (Television belge)


ヴァンダムは、90年代「ユニバーサルソルジャー」、「タイムコップ」、「ストリートファイター」などで知られる。
今話題の「レッドクリフ」監督ジョン・ウーをハリウッドに迎えた功績を持つ。
彼は、ベルギー人で、空手でヨーロッパチャンピオン、モデルで活躍した経歴を持つ大スターだ!
しかし、いつの頃からかくすぶっていた、みたい。
家族との離婚危機・親権を争う裁判、
映画の主役をライバル・スティーブン・セガールに取られ、キャッシュが底をつく…。

そんな彼は、ベルギーで再起をうかがっていた。
空港から、タクシーで移動途中、係争中の弁護士から一本の電話が鳴り、
すぐに現金を用立てなければならない。
そこで立ち寄った郵便局。
車を降りると、ビデオショップの中から、「ヴァンダムか?写真を撮ろう!」と声をかけられる。
ベルギーでは、数少ないハリウッドスターをみんなが英雄として迎える。
(タクシーの運転手は凄い!)

その後、郵便局からヴァンダムは姿を現さず、銃声が…。
警察官が近づくと、ヴァンダムが何か言っているが、すぐにカーテンが閉まる。
裏口に回ると、シャッターが閉まりかけ、警察官が撃たれた…。
すぐに応援部隊を呼ぶ。
「ヴァンダムが強盗をしている。早く部隊を派遣してくれ。」と。

ヴァンダムにとって辛い回想シーンも。
娘が法廷で、「お母さんと住みたい。お父さんがテレビに出ると、からかわれるの。」
郵便局の会話で、「その映画は、セガールに取られた。彼は髪を切ると言ったんだ!」
「カードを止められ、キャッシュを振り込むため、プロデューサーに前借りしてくれ。」
実母からは、「何をやっているの。」

本当の話か?
  不思議な映画。
スターがそんなに落ちぶれたのか?
  笑えない映画…。
そんな印象だった。

【キャスト】
ジャン=クロード・ヴァン・ダム、フランソワ・ダミアン、カリム・ベルカドラ、ジャン=フランソワ・ウォルフ他
【公式ページ】
vandamme.asmik-ace.co.jp/
【予告編】

 
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